CEOは「パープル・カウ」になるようにすると良い

株式会社ジパング・ペイメントの張綜哲です。

今回は「パープル・カウ」(紫の牛)について3分ほどで読めるようまとめてみます。

「パープル・カウ」はセス・ゴーディンのベストセラー『「紫の牛」を売れ!』(門田美鈴訳、ダイヤモンド社)に出てくる言葉で、「消費者にオヤッ?と思わせる存在」「注目に値する(remarkable)存在」を指します。

確かに、茶色や白黒の牛の群れに、紫の牛が混ざっていたら目を引きますよね。

そしてあくまで「牛」であって「エイリアン」とかではない点がポイントです。

携帯音楽プレーヤーの世界で言えば、今なお根強い人気があるiPodが「パープル・カウ」と言えそうです。老若男女すべてに歓迎され求められる、というよりは、携帯音楽プレーヤーのユーザーにとっては機能性やデザイン性で秀でていて、他の製品が色褪せて見え、新製品が出れば並んでも買う、というものですからね。

では「紫色の牛を育てる10の方法」という”まとめ”がありますので、引用してみましょう。

1. 顧客層を分析、差別化させよう。もっとも利益が 見込める顧客層を見つけよ。他人に影響力をもつ グループをみつけよう。上記ふたつの人々を大切にして後は無視することだ。
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2. あなたのターゲットとしたい、「日陰者扱い」されて いるマーケットの「隙間」はどこにあるのだろう? その層にのみ、アピールする製品を開発することだ。

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3. 二つの組織を企業内に作ろう。「開発者」と、 「ミルクを搾る者」の二つである。組織的に両者を切り離しても、両者の面倒は平等に見ることだ。

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4. 顧客ベースのうち、2割の人々のメールアドレスを 把握しているか? もし把握していなければ、いますぐ把握を始めよう。

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5. 注目されるべき存在になるまでの道のりは、従業員の 電話応対、価格設定などの細かな点の改善を図ること からスタートできる。ささやかでも、「危険なこと」 をやってみる習慣を身につけてはいかがか。

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6. 「最上級」を考えるのだ。最も安い、最も速い、最も 遅い、最も熱い、最も簡単、最も新しい…などなど、 アイデアは無限に広がる。それらのなかに、あなたの チャンスは転がっていないだろうか?

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7. 小さなスケールで、物事を考えよ。小さなマーケット で、それに対し完璧な商品を送り出し、市場を圧倒 するのだ。そうすれば成功する。

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8. あなたの業界で「行われていないこと」を探して、 それを実行しよう。「ジェットブルー航空」は搭乗客 に対してドレスコード(何を着るべきかの規則)を 定めた。ある雑貨店では、イチゴをパックから 出して、客に自由に自分で取らせるようにした。 これでイチゴの売上は倍増した!

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9. 「なぜそれでは駄目なの?」と自問しよう。他人の 思惑などに惑わされないことだ。

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10. 自分の会社内部に対して、すべての顧客に対して、率直に真実を語るとどうなるか考えてみよう。

http://www.japanvital.com/NewFiles/book%20pdf%20files/Purple%20Cow%20bilingual.pdf

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