CEOは「判断の質」を高めるよう注力すると良い
株式会社ジパング・ペイメントの張綜哲です。
スティーブ・ジョブズは常に黒のタートルネックを着用し、クローゼットにも山積みになっていた(ちなみに三宅一生が贈ったものだそうです。その数、なんと100着!)、という逸話は有名ですね。
これは「今日着る服を決める判断にエネルギーを費やしたくないため」とも言われています。
今回は「判断の質って大事だよね」という話を3分ほどで読めるようまとめてみます。
判断はMPを消費する
CEOをはじめとする経営者は、毎日毎時、判断を迫られます。そして判断を下すごとに精神的にエネルギーを消耗します。ドラクエに例えるならMP(マジックポイント)を消費している、とでもいいましょうか。
MPが限られた資源だとするならば、量より質を求めるのが道理です。そして質を高めるのには往々にして「判断の鮮度」が重要になってきます。
ドラクエならターン制なので「ここは仲間の回復優先でベホイミを使おう」とか「一撃必殺を狙ってザラキを!」とか「余裕あるからパルプンテでも使おうかな?」とかとじっくり考える余地もありますが、現実ではそうもいきません。そして判断を遅らせて得をするケースはあまりありません。
ならば「あーでもないこーでもない」と時間をかけて逡巡するよりは、ズバッと判断を下してしまう、もし誤ったならすぐ次の判断を下す(誤った判断からも学ぶべきことは多いです)、「鮮度で勝負」という方向性で挑むのがトータルで見て正しい判断にたどりつける、と考えます。
HPもMPもだいじに
またドラクエの例えになりますが、いくらMPがあってもHP(ヒットポイント=体力)がゼロになると行動不能になりますし、HPが余っててもMPがゼロでは単なるデクノボーになってしまいます。この点は現実も一緒ですね。
なのでCEOはHPとMPの温存と、その上限値の向上(レベルアップ)に日々注力するべきでしょう。
これらが総じて「判断の質」につながるのですから。